- 脱毛器がほしいけど、色々あってどれを選んだらいいか分からない!
- 光脱毛器とレーザー脱毛器って、どう違うの?
- 脱毛器の「IPL」「THR」「USPL」「HPL」って一体なに!?
このような疑問に、分かりやすくお答えします♪
脱毛器について調べていると、見慣れない用語がよく出てきますよね。
サロンやクリニックでプロにお任せするなら何も考えなくていいけど、
脱毛初心者が自分ひとりで脱毛器を選ぶのって、やっぱり不安です。
だってお肌に直接使用するものですし、価格だって決して安くはありません。
そんなものを適当に買って後悔したくない。当然ですよね。
そこで今回、【元 脱毛サロン勤務】の私が、
脱毛器の選び方の基準のひとつとなる『照射方式』について分かりやすく解説します。
最後まで読んでいただくことで、自分に合った脱毛器を選ぶポイントを知ることができますよ!
【プロフィール】
つむみ/27歳/主婦ブロガー/元 脱毛サロン勤務。
指毛を笑われたコンプレックスから脱毛について徹底的に調べ尽くし、脱毛器オタクに。手は顔と同じくらい人に見られている大事な部分です。
キレイな指をつくるための情報を発信しています。
脱毛器を選ぶのに重要な「照射方式」
まず、はじめにお伝えしておきたいのは、
脱毛器を選ぶのに『照射方式』はとても重要なポイントである。ということ。
家庭用脱毛器は、自宅で手軽にムダ毛処理ができるため、近年とくに利用者が増えている脱毛方法のひとつです。
ムダ毛を処理するにあたって、「カミソリで剃る」「毛抜きで抜く」というやり方は、
完全に脱毛できないだけでなく肌も傷めるリスクが高いため、キレイな肌を目指す人にはおすすめできません。
また、確実に脱毛して肌もキレイにケアしたいと考えると医療脱毛やサロンでの脱毛が選択肢に入りますが、
「費用が高い」「予約などでスケジュールの調整がしにくい」といったデメリットも。
そこで医療脱毛やサロン脱毛に比べ照射パワーは落ちますが、
安全性を考え、一般の方にも使いやすいよう調整されたものが家庭用脱毛器です。
ただし、だからといって自分に合わない脱毛器を使ったり、間違った使い方をすれば肌トラブルが起きる可能性もゼロではありません。
照射方式の違いによっては脱毛できない部位もありますし、脱毛効果や美肌効果にも差があります。
その点も理解して使用することが大切なんですね。
なるほど~。
でも脱毛器の商品説明を読んでみても、見慣れない単語が多くてよく分からないのよね。
脱毛の予備知識がない人にとっては少し難しいですよね。
それでは次に、どのような照射方式の違いがあるのかを簡単に説明していきます。
「光脱毛」と「レーザー脱毛」の違い
まず家庭用脱毛器は大きく2つに分けて「光脱毛器」と「レーザー脱毛器」があります。
どちらも照射して脱毛することには変わりないので、いまいち分かりにくいですよね。
光脱毛とレーザー脱毛の違いは以下のとおりになります。
おもに販売されているのは光脱毛器
家庭用脱毛器として販売されているのは、基本的にほぼ光脱毛器になります。
- ケノン
- 脱毛ラボ ホームエディション
- エピレタ(アイリスオーヤマ)
- CLEAR/SP Biito Ⅱ など
そして脱毛サロンで使用しているのも光脱毛器です。
家庭用の光脱毛器は、照射の出力パワーが調整されているぶん、
痛みは少ないですが脱毛効果の実感はゆっくりといった傾向があります。
くり返し使用していくことで徐々にムダ毛が減っていく、といったイメージです。
また、一度に照射できる面積が広いので、全身をケアするような場合でもスピーディーに処理できます。
照射する光の種類(後に説明するIPLやTHRなど)によっては肌のキメを整えて美肌効果が期待でき、
ムダ毛処理をしながら同時にスキンケアもおこなえます。
痛みが少なく処理スピードも速いという点で、光脱毛器は初心者におすすめと言えます。
家庭用でレーザー脱毛器はひとつだけ
家庭用でレーザー脱毛を採用しているメーカーは、現時点で『トリア』の脱毛器だけです。(特許を取得しているため)
トリアで照射されるダイオードレーザーは、黒いものに熱アプローチをすることで毛根部にダメージを与える仕組みで、医療脱毛でも使用されるものです。
もちろん家庭用向けに出力調整されているので永久脱毛はできませんが、
光脱毛とくらべて脱毛効果が実感しやすいので、短期間で高い効果を求めたい人におすすめです。
しかしそのぶん、光脱毛より痛みを強く感じやすいデメリットもあります。
脱毛にともなう痛みは避けたいという方、肌が弱い方、デリケートゾーンの脱毛には向いてないので注意してください。
また、照射口が狭いため、広い範囲のケアをしたい場合には光脱毛より処理にかかる時間と手間が多くなります。
痛いの苦手だし全身ケアしたいから、私は光脱毛がいいかな~。
好みもありますが、基本的に脱毛初心者の方には光脱毛をおすすめしますよ。
光脱毛で効果を実感できなかった部位だけレーザー脱毛するのもアリかもね。
IPL・THR・USPL・HPLって何?
光脱毛器の仕様をチェックしてみると、IPL・THR・USPL・HPLといった照射方式が表示されています。
はっきり言ってアルファベットの羅列ではまったく意味が分かりませんし、どうにも選べないですよね。
照射方式にどのような特性や違いがあるのかを解説していきます。
IPL(lntenSe Pulsed Light)
IPLは「インテンス・パルス・ライト」の略で、
フォトフェイシャルに使われる波長の光を照射して、毛根部の毛に含まれる黒い色素に熱ダメージを与える脱毛方法です。
『脱毛ラボ ホームエディション』をはじめ、光脱毛で最も多く採用されている照射方式になります。
黒いものに反応するので、太くてしっかりしたムダ毛にも働きかけてくれるメリットがあります。
また、元々IPLはシミやあざの治療でも使用されている波長の光なので、
繰り返し使用していくことで気になる黒ずみの改善も期待できます。
THR(Thermo Heat Remover)
THRは「サーモヒートリムーバー」の略で、
脱毛サロンなどの業務用機器でも採用されている、痛みを感じにくい最新の蓄熱式脱毛になります。
家庭用では『CLEAR/SP Biito Ⅱ』がこの方式を採用しています。
THRは毛を生やす指令をだす機能をもつと言われるバルジ領域に熱を蓄積させることでダメージを与え、処理していく方法です。
従来のIPLでは、ムダ毛の黒いメラニン色素にピンポイントで反応して発熱するため
毛が太く濃い部位では痛みが強く、日焼け肌や色素の濃い肌には使用ができませんでした。
しかしTHRでは肌の奥に広く浸透して熱を与えるので、熱破壊的なバチッ!っという痛みや衝撃も感じにくいです。
また、メラニン色素ではなく毛を育てる領域にダメージを与えるため、
日焼け肌にも使用でき、太く濃い毛から産毛や白髪・金髪にも脱毛効果があります。
痛みや肌への負担が気になる人におすすめです。
USPL(Ultra Short Pulse Light)
USPLは「ウルトラ・ショート・パルス・ライト」の略で、脱毛器『ケノン』独自の発光技術です。
IPLの波長の光を0.002秒で最大出力まで出せる超高速発光システムで、高い脱毛効果が期待できます。
光を拡散させないように照射口を小さくしてより効果的に照射できるようにしているのと、
発光時間を極力短くすることでお肌への負担を少なくする、といった工夫がされています。
効果も実感しやすい照射方式ですが、そのぶん照射後のクールダウンはしっかりと行うようにしましょう。
HPL(Home Pulse Light)
HPLは「ホーム・パルス・ライト」の略で、アイリスオーヤマから販売されている脱毛器『エピレタ』独自の特許技術です。
IPL光の照射だけでなく、一緒に超音波も照射することでムダ毛に振動を与え、より脱毛効果を促進する働きがあります。
光照射のみでおこなう脱毛器よりも出力を抑えることができるので、お肌に優しい脱毛をしたいという人に人気です。
ややこしく感じますが、IPL・USPL・HPLの基本的な原理は同じだと考えて問題ありません。
THR方式だけは違ったアプローチで脱毛するため、自分に合ったほうを選びましょう。
【まとめ】自分に合った照射方式を選ぼう
光脱毛 | レーザー脱毛 | ||||
---|---|---|---|---|---|
照射方式 | IPL | THR | USPL | HPL | ダイオードレーザー |
代表的な脱毛器 | 脱毛ラボ ホームエディション |
CLEAR/SP Biito Ⅱ | ケノン | エピレタ | トリア |
脱毛効果の実感 | 緩やか | 高い | |||
美肌効果 | あり | なし | |||
照射面積 | 広い | 狭い | |||
痛み・肌の負担 | 優しい | 非常に優しい | 優しい | 優しい | 強め |
- ピンポイントで高い脱毛効果を求めたいならレーザー
- 肌に優しく、濃い毛に強めの効果がほしいなら光脱毛のIPL・USPL・HPL
- できるだけ痛みを避けて濃い毛から薄い毛まで均等にケアしたい、日焼け肌や色素の濃い肌でも脱毛したいならTHR
ざっくりと、このような感じの基準で選ぶと良いですよ。
ぜひ参考にしていただき、自分に合った脱毛器で理想のツルツルお肌を目指してくださいね!